HEART ON THE RUN / FAIR WARNING

ドイツのメロディック・メタルバンド、フェア・ウォーニング。ヴォーカルのトミー・ハートは、HR/HMのヴォーカリストの中でも結構好きなほうです。そんなフェアの4thアルバム、名前もそのまんま「4」から、1曲目の『HEART ON THE RUN』を今回はご紹介。シングルカットもされています。
フェアに関しては…イーグルハートさんとこに任せましょ。フェア好き同士として。
(参考:http://burningheart.hp.infoseek.co.jp/fair-bio.html
あと、ギターのヘルゲ・エンゲルケはウリ・ロートと同様で「スカイ・ギター」と呼ばれるギターの使い手です。…これは別に「凄いギタリスト」って意味ではなくて、音域が普通のギターよりも広いギターを使っている、ということです。特殊な奏法が可能なので、ドイツの代表的バンドであるSCORPIONSのバラードなんかに近い音使いをしている部分もある気がしますね。
で、『HEART ON THE RUN』ですが。一言で言うなら、私はこの曲のBメロが大好きなんですよ。詩はこんな感じで、

And now you pray
For a mirachle to come
Now you say
Take me to the promised land.

「君は祈ってる、奇跡が来るって。そして君は言うんだ、『約束の地へ連れてって』と」。これがお気に入りなのです。BON JOVIの『LIVIN' ON A PRAYER』に近いニュアンスがあると思います。
メロディーラインについても、Aメロの哀しい感じが上向きになってきて、だんだんと希望が出てくるようなところが好きで。更にそこから続くサビがまた泣かせてくれます。
音のインパクトという点では、『BURNING HEART』『ANGELS OF HEAVEN』に一歩譲る感じもしますが、名曲であることは間違いないです。