鏡の中 / can/goo

シスター・プリンセス Re Pure」でOP『まぼろし』を歌って鮮烈なメジャーデビューを飾ったcan/gooの2ndシングルより『鏡の中』をご紹介します。私はシスプリストゆえ『まぼろし』の方が何度も聴いていた上に、『鏡の中』が使われていたアニメ「ウルトラマニアック」は一度も見たことがないのですが、曲としてはこちらの方が好きかも? と最近は思います。
イントロの静かに始まる感じは『まぼろし』もそうだったんですが、『鏡の中』の方がドラマチックな始まり方をするので好きなんです。全体的に見ると、ヴォーカルに全て支配されているような感じ*1もするのですが、その隙間を縫って各パートの見せ場があると嬉しくなります。
歌詞も意外と好きな部分が多くて、

愛欲も無情も後悔も すべて自由さ

というところが特に好きかも。正直な感じがするので。
あと、『まぼろし』もそうなんですが、can/gooって何気にドラムが激しいと思います。ヴォーカルの邪魔にならないように、それでいてフィルインはしっかり決める絶妙さがあると思うので。キーボードも好きですね。ギターの速弾きがない分、ピアノ音のキラキラぶりはなかなかのものです。
余談ですが、can/gooは今でこそアニソンばかりのバンドになってしまいました*2が、インディーズの頃『欠片』の辺りではアニメを知らない人たちに人気だったらしく、メジャーデビューでファンには戸惑いがあったようです。
(公式:http://www.sky.sannet.ne.jp/cangoo/

*1:声を張り上げたポイントが盛り上がりどころ、という意味合い

*2:既発シングルは全てアニソン