Cross Road / Mr.Children

歌の大辞テンのビデオを見ていたら、何となくノスタルジックになって聴き直しています。シングル『Cross Road』は言わずもがな、ミスチルの大出世作ですね。彼らにとって初めてミリオンを記録しました。アルバム「Atomic Heart」収録です。
最近のミスチルは割と人間臭いというか、リアルな人付き合いとかをテーマにした楽曲を作っていると思うのですが、この頃は清涼感溢れるシングルをたくさん出して大ヒットしました。「Atomic Heart」収録の『Over』『Cross Road』『innocent world』はいずれも爽やかなポップスです。
歌詞は今読んでみると陳腐な部分もありますが、その青臭さが良いんですよね。「どの部分」と限定はできないのですが、全体的に若さが感じられて、中高生には共感できるような作りだったと記憶しています。今でもその印象が強いらしくて、ちょっと泣けてきますね。内容はフラレソングなわけですが、失恋の痛手を『Cross Road』で癒した人なんかも少なくないんじゃないでしょうか。
正に「向かうところ敵なし」の状態に上り詰めたミスチル桜井和寿という人物のヴォーカリストとしての力量、そして曲作りのセンスが日の目を見始めたきっかけでした。
(公式:http://www.mrchildren.jp/