ツァラトゥストラかく語りき / RICHRD STRAUSS
突然ですが、たまにはクラシックでも。私も詳しいわけではありませんが、昔はクラシック中心で音楽を耳にしていましたので、多少はわかります。大体の人はテレビCMなどで、あらゆるクラシック曲を耳にしているはずなんですけどね。
今回は広大なるクラシック界のひとかけら、リヒャルト・シュトラウスの『ツァラトゥストラかく語りき』をご紹介します。
これは交響詩で、9つのパートに分かれています。
- 導入部(自然の主題)
- うしろなる世の人々について
- 大いなる憧憬について
- 喜びと熱情について
- 墓の歌
- 学問について
- 病より癒え行く者
- 舞踏の歌
- 夜のさすらい人の歌
曲として有名なのは、やはり導入部でしょうか。黄色さんだけにわかりやすく言うと、『CLASSIC PARTY 2』の出だしの部分です。
そもそも「ツァラトゥストラ」って誰じゃい、という話になると思いますが、恐らくペルシャ語・ギリシャ語読みの「ゾロアスター」と言ったほうが通りが良いでしょう。ゾロアスター教の教祖で、実在の人物です。尚、哲学者ニーチェの詩にインスピレーションを受けて、シュトラウスはこの曲を作ったとも言われています。
交響曲なのでストーリー性があり、尚且つこの『ツァラトゥストラかく語りき』は一つ一つの楽章がカラフルに音を奏でます。一辺倒でなく、緩急を使い分けた曲が魅力ですね。
RHAPSODYとかANGRA系のシンフォニックメタルにもこうした交響曲や組曲のエッセンスがあると思うので、そういうのが好きな方にもテンプレとして聴いてもらいたいと思います。そういえば解説書を読んでいたら、ディオニソスという言葉が。本当はクラシックの用語なんでしょうかね。だとすれば、DIONYSUSというバンドはネオクラを演奏するために生まれたと言えそうです。