(You Can Still)Rock In America '97 / NIGHTRANGER

ここをご覧の皆さんはご存知の通り、私はCDを買いすぎており、自宅でツタヤが開けるとか言われる程です*1。そんなわけで、買ったはいいが一度流して終わりになっているCDをたまに聴き直すことがあります。今回はそんな中からナイトレンジャーの代表曲を新録した『(You Can Still)Rock In America '97』をご紹介します。
新バージョンはアルバム「NEVERLAND」に収録されています。このアルバムは、バンド結成時の５人メンバーが再び結集しての発表になりました。私は肝心のデビュー作を聴いていないもので、「あの衝撃が帰ってきた！」とかのコメントはできませんが。因みに『(You Can Still)Rock In America』のオリジナルバージョンは、アルバム「MIDNIGHT MADNESS」に収録されているようです。
曲のほうに戻りまして。アメリカンロックの特徴である「ノリと馴染みやすさで勝負！」という８ビートソングですね。サビのコーラス部分は、ライブでも大合唱になること間違いなしです。覚えやすくて、主張がはっきりしたフレーズです。そういったポップ性を備えていながら、その一方ではギターソロが凄まじいです。ジェフ・ワトソンはこの曲で、８フィンガー奏法を使っているそうな。速弾きをライブ的にも映えさせる技ですね。
感覚としては、サビまでは車でドライブしていて、ギターソロで車に翼が生えて空を飛んだ…みたいな曲かなぁと。んー、伝わりにくくてごめんなさい。でも、私がこの手の曲を好きなのって、根底にPRETTY MAIDSがあるからですね。メイズも一時期のコーラスワークがアメリカ市場を意識した感じでしたし。
アルバム「NEVERLAND」を聴いて、ヒット曲の新録である『(You Can Still)Rock In America '97』も良かったわけですが、他の曲もなかなか粒揃いだと思います。ハードロック然とした曲は少ないですけどね。
余談ですが、ギタリストのブラッド・ギルスはTMNのアルバム「RHYTHM RED」に参加しています。
（公式：http://www.nightranger.com/）

*1:間違いなく、品揃えが偏ったツタヤになりますが。