GOD / VALENTINE

ロック界では「オランダの貴公子」と言えばこの人、ロビー・バレンタインです。今回はこのバレンタインが率いるVALENTINEから、『GOD』をご紹介します。これは、バンド名が「VALENTINE」名義になった時のフルアルバム、3rdの「VALENTINE」に収録されています。
ロビー・バレンタインは、ハードロックとクラシックの融合を独自に行っている人として名を知られています。長年クラシックを学んだ後でQUEENに触れ、ロックにも興味を示したそうで、それは曲作りにも顕著に現れています。
そんな中で『GOD』は、彼の技術および作曲能力を凝縮した一曲に仕上がっていると思います。静かなアカペラで幕を開けた『GOD』は、整然としたコーラスワークがあり、後半はピアノを弾きまくる部分やドラムが疾走する部分があったりします。オペラチックな全体像を持っていますね。
彼自身がピアニストとして一流の腕前を持っており、曲作りに関しても完璧主義だったことをうかがわせる内容になっています。とにかく華麗で、「完成」という言葉に非常に近い位置にいる楽曲だと思います。