金色のコルダ:プレイ記(3)

第1、第2セレクションを制し、第3セレクションの準備を進めることになりました。
探索できる場所はグッと広がります。特に、休日だけに行けるポイントがこれまでは「公園」だけでしたが、「駅前通り」にも行けるようになります。ここも人が多く集まるので、解釈練習やセッションなどで大いに活用する場所です。
新しい曲は何と大きく増えて「優しい愛の歌」「金色のコルダ」「遙かなる時空の中で」「シチリアーノ」「ユーモレスク」「夢のあとで」の全6曲が追加されます。前3曲はルビーパーティーのゲーム主題歌ですが、後3曲は何らかの形で耳にしている曲ではないかと。例えば「ユーモレスク」はドヴォルザークピアノ曲として良く知られています。あとフォーレ作曲の「夢のあとで」は、GUNSLINGER GIRLのEDとしてもアレンジ版が使われましたね、そう言えば。
さて、このうち前者3曲は高い技術レベルを求められる曲で、後者3曲は高い表現レベルを求められる曲です。第2セレクションまでとは少し違い、どの曲を演奏できるようにするか、予め決め打ちして日野ちゃんを育てていく必要が出てきます。これを最初のプレーでは気付いておらず、痛い思いをしました。
更に、「フェッロの宝」という、妖精がくれる便利アイテムの存在を甘く見ていたことも敗因の一つ。妖精を一定数見つけてからショップに行くと宝をもらえるのですが、これが便利なのでさっさと手に入れなくてはいけない品でした。具体的には「練習時間が短くなる」「二つの楽譜を一度に演奏できる」「人や妖精をマップ上から探しやすくする」など、貴重な時間を有効に使える優れものばかり。これを捨て置いたため、時間が足りなくなってしまいました。
つまり、困ったことに私が育てていた日野ちゃんの実力では、新曲のどれも演奏できるスキルがなさそうだった、ということです。技術レベルの底上げをしても、楽譜の練習が完了できたはいいが解釈の練習が抜けてしまいます。表現レベルは更に低いので、取り返しがつきません。その事実に気付いたのは、第3セレクションも数日過ぎた辺りだったのですが、この時点で何とな〜く1位は諦め気味。
となれば、火原先輩も言っていた通りで、このコンクールを楽しく終わらせることに重点を置いたプレーに変えてみました。今からではちょっと遅いかもしれないが、人と話をすることに。結果として、火原先輩は勿論、志水くんや冬海ちゃんにも懐かれました。志水くんは一枚絵のイベントも起こったりして、まずまずの出来です。
すると面白いことがわかったのですが、特定の会話イベントを起こすと、その夜に特定の曲の解釈キャパが上がるイベントが発生するのです。具体的には、各曲の解釈レベル限界は100なのですが、その枠が150まで上がります。これで同じ曲でもより深みを増すことができるわけですね。当然、その分の練習は必要になりますが。
結局は基礎を極めて、志水くんのイベントでも言われた「優しい曲を正確に弾けるように」をモットーに頑張る方針でいくことにしました。練習したのは「感傷的なワルツ」解釈A。ひとまずこの曲をマスターしたら、スキルアップのために他の曲にも一応手を出していました。
本番では練習しまくった曲を演奏したのですが…やはり優しい曲ではコンクールを制することが出来ないらしく、4位という位置に甘んじることになりました。しかし土浦がこの解釈を好んだらしく、褒められました。他の人の演奏では好きな曲が多く、特にサン=サーンスの「白鳥」ですね! ゆったりと水面をゆく白鳥の、優雅な姿を表したこの曲は、サン=サーンスの中では最も有名だと思われる「動物の謝肉祭」の第13曲です。華麗なヴァイオリンよりも、落ち着いたチェロ独奏が有名であり、適材適所と言えましょう。このセレクションで1位を取った志水くんの演奏に、私からもボーナスをあげたい!
次回に続きます。
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