サッカーワールドカップ2006:ポルトガルvsイラン

前回のポルトガルの試合を観ていなかったので、今日はキチンと観ましたよ。40年ぶりの決勝トーナメント進出をかけて、ポルトガルはベストメンバーで試合に臨みました。
序盤はお互いそれなりにボールキープをしていた印象でした。イランもゴール前まで攻め込まれるも凌ぎ切り、良いディフェンスだったと思います。イランはアジアの中では強いと認識していましたが、正直ここまで守れるとは思っていませんでした。
その均衡が破れたのは、後半に入ってから。左サイドから切り込んだフィーゴがドリブルで少し中に入り、空いたスペースにパスしたところをデコがぴしゃりと決めました。ミドルレンジで難しい位置でしたが、実に美しく決まりました。ああいうシュートは、見ていて気持ちいいですねー。
1点をリードすれば、気持ちにも余裕が出て来ると思われます。逆にイランは予選敗退がすぐ背中に迫っているので、ディフェンスにも焦りがあったものと思われます。
またしても突っ込んできたフィーゴを止めようとしたまでは良かったのですが、ペナルティエリア内でのファウルとなってしまい、そのPKを21歳の若きクリスチアーノ・ロナウドが決めて2点目。試合をほぼ決定付けました。
で、クリスチアーノ・ロナウドって選手を私は知らなかったのですが、今日の試合では一番良い働きをしていた選手だったように思います。ポルトガルではフィーゴくらいしか名前を知らなかったのですが、これはチェキですぞ。
試合は2-0でポルトガルが勝利し、Dグループの決勝進出一番乗りとなりました。しかしここで浮かれてもいられません、Cグループのアルゼンチンかオランダがトーナメント初戦の相手ですから。
圧倒的な試合展開を見せるチームではないように思いますが、ここまで無失点で「堅い」印象を受けるポルトガル。次もいい試合を期待しています。