サッカーワールドカップ2006:エクアドルvsドイツ

予選リーグも3周目に入りました。その第1試合は、グループAのリーグトップを決める2チームの対戦です。2勝同士のドイツとエクアドルの試合ということで、かなり楽しみでした。破壊力のドイツ、堅実さのエクアドルといった具合ですが、試合は少し意外な方向へ流れました。
まずは前半が始まって早々、左サイドから切り込んだメルテザッカーが逆サイドに振り、更にシュバインシュタイガーが素早く折り返し。これでエクアドルDFを完全に翻弄したところへ、フィニッシュはクローゼ。やはり、ドイツはこの破壊力の高さです。
エクアドルはボールキープできていたのですが、決定的なシュートに繋がりません。ミドルシュートを数回放つのが精一杯という感じでした。
そんな中、前半終了の直前になってドイツの中盤バラックから絶妙なパス、クローゼにボールが渡り、GKを交わして無人のゴールに2点目。
初戦、コスタリカとの試合では欠場していたバラックですが、存在感のある選手だなと思いました。前を見て空いているところにボールを出す技術、威力のあるミドルシュートなど、さすがに中盤をまとめる選手は各が違います。
後半に入ってからは、エクアドルコーナーキックを防いだところでドイツが速攻、DFが戻りきらないうちにシュナイダーからのパスを受けてポドルスキが3点目を叩き出しました。今日は全体的にエクアドルの守備がぬるかったように感じます。一方のドイツは最終ラインが実に堅かったなと。
結局、点数は3-0のままで試合終了となり、ドイツが完勝しました。もっと互角の勝負になるかなと思っていたのですが、初戦から段々と調子を上げていったドイツが仕上げてきた印象でした。