サッカーワールドカップ2006:ドイツvsアルゼンチン

3位決定戦だったのですが、仮眠していたら前半をちょっと見逃しました…ぐは。で、観始めたらドイツGKがカーンじゃないですか!? 最後に来て見せ場になりました。嬉しいです。
そのカーン、きわどい場面も落ち着いて捌いていた印象です。前半にはポルトガルのフリーな状態からのシュートを止め、後半はDFのミスに因るオウンゴール気味の当たりを脚で止め、更にはフリーキックから直接狙ってきたクリスチアーノ・ロナウドの強烈なシュートを止めて存在感を表していました。
得点の方では、もはやシュバインシュタイガーのゲームでしたね。実際に得点が動いたのは後半になってから。左サイドに抜けてから自分でドリブルして中央に位置をずらしつつ、シュートコースを作ってから自分でシュート。キーパーから離れてゆくシュートになって先制点です。
2点目は、ペナルティエリアの少し外側からフリーキックで。これは直接狙ったわけではなく、ポルトガルのペチのオウンゴールとしてカウントされましたが、力でDFをねじ伏せた感のあるキックでした。
ダメ押しの3点目は、これもドリブルでチャンスを作ってのミドルシュート。キーパーの動きを良く見ていましたね。しかし、あまりの嬉しさでユニフォームを脱いでしまい警告を与えられていたのは微笑ましかったです。若さ故ですかね。
ポルトガルもやられっぱなしではありませんでした。後半終了の数分前、途中出場のフィーゴが右サイドから切り込み、数人のDFがいる中を抜いたクロスを上げました。これにヌーノ・ゴメスが頭から飛び込んで1点を返しました。これはカーンのミスでなく、フィーゴのアシストの巧みさを褒めるべきですね。
ポルトガルは一矢報いた形になりましたが、さすがにここまででした。3-1でドイツが勝利し、3位の座を獲得しました。
ドイツは攻撃陣も良く、守備陣も良く、中盤も申し分ないメンバーだったと思います。また手だれと若手のプレーが見事にマッチしたチームですね。ポドルスキシュバインシュタイガーらは次回W杯でもきっと活躍することでしょう。期待です。