桜蘭高校ホスト部:第17話

鏡夜が主役のお話ですね。夏休みの最終日、見知らぬ場所で目を覚ますところからスタート、日頃あまり見ない庶民の群れに違和感を覚え、現状を把握しようとする鏡夜。整理すると、デパートの物産展に興味を持った環が、寝起きの鏡夜をデパートに連れて行ったのですが、途中で鏡夜を放って環たちはお楽しみ…というオチでした。
そして帰ろうにも、携帯も財布も持たされておらず困っていたところ、ちょうど物産展に足を運んでいたハルヒと偶然出会います。その途中途中で若い女性の目を引く鏡夜ですが、今日はホスト部の時と違って冷たい反応。機嫌の悪さもあるものの「利益がないから」と言う鏡夜。
ハルヒとの会話で、兄弟についての話題も出てくるのですが、優秀な二人の兄を持つ鏡夜にとって「三男」という立場は彼ら以上のものを求められる立場。野心家でパワーゲームが好きそうな鏡夜にとっては、この挑戦も遣り甲斐があると感じている様子。
ただ帰るのもつまらないと思ったのか、物産展を見学していくことに決めた鏡夜。そこで骨董品を見ている老婦人と店主のやり取りを見て、つかつかと歩み寄る鏡夜。審美眼も訓練されている鏡夜はそれが贋作だと見抜き、老婦人にも礼を言われます。
鏡夜は、老婦人がとある大企業の社長夫人だったから助けたと言うのですが、助ける直前にはそれがわかっていなかったはずだとハルヒは気づき、鏡夜の意外な一面を見て少し驚くのでした。
締めは、鏡夜を置いてきたことを思い出した環が店内アナウンスで鏡夜を呼び出すのですが、何故か「迷子のご案内」。また怒りを覚えるも、最後にハルヒと交わした一言のおかげか、一本取られたような顔をしたところで終了。
メロン味のお菓子に興味を示す鏡夜が、環のようで面白いと感じたのは、ハルヒだけではなくて視聴者もだと思われます。いつもと違う始まり方をしたので、いつもと違う行動原理になってしまったのかもしれませんが。
あと、機嫌の悪い鏡夜もいいですね。腹黒もいいですが。
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