金色のコルダ:7巻

王崎先輩の手伝いから、月森と気まずい雰囲気の日野ちゃん。それを払拭すべく練習に没頭するのですが、気持ちの定まらぬままで演奏しているせいか、何度やっても自分の思う完璧な演奏はできそうにありません。こんなに辛い思いをするなら辞めてしまおう…と考えてしまうのです。
しかし土浦や火原先輩と話をするうちに、コンクール参加への思いを聞いたり、音楽に対する姿勢を聞いたりして…学内で誰かのヴァイオリン演奏を聴いたことで、最初に月森の演奏を聴いたときの衝撃を思い出し、再びヴァイオリンを手に取るのでした。
そして向かえた第3セレ当日、会場は前の2回よりもずっと盛り上がりを見せていました。このコンクールが多くの生徒…特に普通科の生徒に音楽への興味を向かせたということを金澤先生から聞く参加者たち。
トップの月森の完成度、冬海ちゃんの落ち着き、柚木サマの感情をむき出しにした演奏が会場を沸かせる一方で、火原先輩は気持ちが乗らずにミスタッチが多いという結果に。
そして楽屋で準備中の日野ちゃんに、魔法のヴァイオリンが限界に来ているとリリが伝えます。しかし、ここでは最後まで演奏したい日野ちゃんは、連れ添った相棒を信じてセレクションの舞台に立ち向かう…といったところで終了。
今回の読みきりは、3年生たちが入学した時の話と、女子のみの日常トーク。後者はまあ、出番が少ない天羽ちゃんとか、そもそも脇役の森さんとかを大いに喋らせてあげようという企画だと思うのですが、ここでも一言も喋らせてもらえない冬海ちゃん萌え。
あとは昔の作品である「心日和恋模様」も収録です。