大相撲平成十九年一月場所:初日
実は、今日から初場所の初日だということをすっかり忘れていて、テレビをつけたのが5時半ちょい前くらいでした。そうしたら丁度白鵬が土俵に上がるところで、上位陣の取組だけは見ることができました。
- 休場明けの白鵬、安美錦にヒヤリとする場面もありましたが寄り倒しで勝ち。
- 千代大海は危なげない相撲で時天空を押し出して貫禄を見せました。
- 魁皇は出島の足を止めて、得意の上手から寄り倒しで勝ち。
- 足の手術明けの栃東、琴奨菊の突き押しに全く踏ん張れず寄り切りで黒星。
- 琴欧州はまさかの変化で稀勢の里をはたいたものの、会場からはブーイングが…。
- 朝青龍は露鵬を上手投げで下し、V20への行進を始めました。
今日の上位陣は、それぞれ技を持った曲者が多く当たっていたため、解説でも言われていましたが「上位陣の仕上がりを見るには良い」取組内容だったと思います。
見所という意味では、個人的には千代大海でしたね。全く引かずに、力を見せ付けた相撲だったと思います。あれくらいの快勝を見せてくれれば、観客も満足ではないかと思いました。
逆に琴欧州は…こう言っては何ですが、情けないと思います。初日から変化で逃げるのは、大関のパフォーマンスとしては最悪ですね。これに比べたら、怪我であっけなく負けた栃東の方がマシに思えてきます。座布団が飛んでこなかったのが不思議なくらいでした。
魁皇は先場所に引き続き、出足の早い出島を倒せたのは良かったです。魁皇もベテランなので相手によく研究され、得意の右上手を取らせてもらえず負けることもありますが、大関の意地で不利な状況も跳ね返してくれると良いなと思います。
朝青龍は相変わらずの余裕でしたね。うちの親は、朝青龍が勝った時の「どうだ!」という表情が嫌いらしい*1のですが、私はああいう部分も含めて「強い横綱」だと思っているので、行き過ぎは良くないですが今後もこの調子で大相撲を盛り上げる第一人者として頑張って欲しいです。
以下は記録に関するちょっとした話。魁皇が多いのは仕様です。