金色のコルダ〜Primo Passo〜:総括

昨年からの不良債権、1日に3話くらいのペースで見続けてようやく2クール分を消化しきりました。
元々ゲームの方も一通りプレーして、コミックも現在発売されている単行本までは読んでいるので、大体の物語やキャラクターは掴めている作品です。それでも、前者2つを基調としつつも最後の方はアニメのオリジナルにまとめており、なかなか楽しめました。
見所の一つは、魔法のヴァイオリンが壊れるところだと思います。それまですがってきた杖のような存在であった相棒がいなくなり、自分の音楽について色々と考える必要が出てくるわけですね。ここで、人々との会話や自分の中での葛藤がうまく描かれていました。
また最終セレクションでは、各キャラの総決算ということもありドラマチックにまとめてくれました。セレクションという大きなお祭りが終わる寂しさ、同時にここから歩いてゆけるスタートラインを示してくれたヴァイオリンへの感謝が伝わってきました。
結末はヴァイオリン・ロマンスにはならなかったものの、最後のクインテットで『愛の挨拶』を演奏させたのは感動的でした。ゲームから入った人間なので、やはりこの作品のテーマ曲はこれなんですよ。最終セレでの演奏曲が『アヴェ・マリア』なのは良いのですが、どこで『愛の挨拶』を使ってくるか楽しみでもありました。
ともあれ、画質もかなり良く、物語も最後まで楽しめて、音楽も素晴らしいといった具合で、いいこと尽くめの作品でした。
久々にゲームも起動してみようかな、なんて思ったり。でも今はヘッドホンの右が聴こえないので、コルダをプレーするには致命的なんですよねぇ…うむむ。
(公式:http://www.gamecity.ne.jp/neoromance/tv/corda/