キルフェボンのタルト(4)

ナンバリングしてたみたいなので、そのまま続けてみます。以前は簡単に買える環境にいたのですが、今はわざわざ遠出をしないと買えないので、間があいてしまいました。

金平糖型 ゴールデンパインとバラのタルト

これは銀座グランメゾンの限定商品で、8月まで販売しているようです。ホールの形がギザギザして可愛らしく、下地のバラ入りクリームの赤とパイナップルの黄色がマッチしています。
味の方は、個人的には結構好きですがバラの香りが若干強いかもしれません。アカシエで食べた「アントワネット」も同じくバラクリームですが、あちらの方が香りが柔らかめ。こちらは香水っぽさを気にする人もいるのかなと。
パイナップルは缶詰かと思うくらい甘かったです。キルフェボンの材料への拘りは半端ないと思いますが、特に色とりどりのフルーツですよね。

桃のタルト

やっぱり季節ものということで、桃のタルトは是非いってみようと思っていました。見た目のアクセントとして赤スグリが乗っています。
下地はカスタードクリームで、タルト生地と相まってバターの香りが活かされていたと思います。このご時世ながら見事なものですね。
桃はもちろんジューシーで甘みが強く、この時期ならではの味に仕上がっていると思います。

ホワイトチョコとマンゴーのタルト

とにかくマンゴーは食べたかったです。他にも「南国フルーツのタルト」がありましたが、こちらはバナナの比率が割と多めなので、思い切ってこちらを選んでみました。
生地はココナッツ風味、下地にホワイトチョコを敷いていますがそれほどくどくない甘みがあると思います。ある程度すっきりしていることで、マンゴーの風味が際立つのかなと。
そのマンゴーは、アップルマンゴーをぜいたくに盛り付けています。日頃は安いペリカンマンゴーを食べていますが、いかにも南国のフルーツらしい濃い甘みがあり、舌触りも滑らかです。外側部分だけ使っているのか、芯にありがちな酸味もまったく感じられませんでした。満足の一品です。

コーヒー風味のチョコレートタル

ベーシックながらも拘りが見える一品は、こういうフルーツのないものに見られると思います。個人的には以前とてもおいしかったティラミスのタルトを探したのですが、取り扱っておらず。
これはコーヒー豆の香りを移したチョコレートを下地に、生クリームを存分に乗せたものですが、やっぱりチョコレートの質が素晴らしいです。ちょっとした生チョコを買って食べるより満足度は高いと思います。
タルト生地にもバニラを入れて、バランスを取っているようです。値段もこの中では手頃な方なので、求めやすいかと。
(公式:http://www.quil-fait-bon.com/