WAITIN' FOR THE TIME / PRETTY MAIDS

はい、またしてもPRETTY MAIDSです。この調子だと洋楽は全てメイズになってしまいそうですが、それもまた良きかな、と思っています。『WAITIN' FOR THE TIME』は、1stアルバム「RED, HOT AND HEAVY」収録の、最もせつない曲です。
バラードと言うにはテンポが速いのですが、このアルバムでは殆どの曲が攻撃的で、ダイナマイトに着火したような勢いなので、『WAITIN' FOR THE TIME』の寂しさが映えるのでしょうね。ヴォーカルも一番クリアに歌い上げていますし、キーボードの使い方もしっとりしている気がします。
あと、洋楽を聴く時に私が少しだけ注意していることがありまして。それは、バラードの時には歌詞を読むということです。元々、英語が堪能な人間ではありませんので、疾走曲だとまず間違いなく歌詞を飛ばしてしまうのですが、バラードは「どんな歌詞を書いているのか?」と興味があるんですよね。
この『WAITIN' FOR THE TIME』についても同様のことが言えます。全体的にせつない歌なんですが、特に好きな部分がコーラス。何度もリフレインするフレーズが非常に好きなのですよ。

Waitin' for the time to come
I guess it's the right thing to do
Waitin' for the only one
I'm waitin' for you

これだけでも、寂しさが伝わると思いませんか? 後に作る名曲バラード『SAVAGE HEART』に繋がる出来だと、私は思います。このアルバム内でもかなり好きな曲ですね。叙情性こそが北欧メタルの両巨塔の一つですから。