夢の涯てまでも / PERSONZ

私はこのパーソンズについて知識が薄いんですが、かなり老舗のバンドなんですよね。今でも「解散」という明確な形は取っていなかったと記憶しています。今日は、そんなPERSONZを知ったきっかけの曲、『夢の涯てまでも』をご紹介します。
この曲はアニメ「爆走兄弟レッツ&ゴー」EDだったのです。私はそれなりに初期から観ていたので、この曲にも出会うことになりました。もっとも、単純にレツゴーの主題歌という意味では他にも良い歌はあるのですが。
PERSONZはヴォーカルのJILLがその核となっています。バンドサウンドにマッチしたハスキーでパワフルな歌声は、PRINCESS PRINCESSLINDBERGにも通じるものですね。この80〜90年代頃にヒットした形式のテンプレとして、様々なポップ、ロックを作り続けているようです。
そんな中にあって、『夢の涯てまでも』はハードロックではなくて、静かに闘志を燃やすような曲だと思います。直線的な激しさはあまりないんですよ、少なくともバンドサウンドとしては。しかし、この適度なスピードが心地良いんですよね。余裕の感じられる一曲です。
同じバンドサウンド兼アニソンとしては、ZI:KILLの『CALLING』が非常に近いサウンドだと思います。曲展開とか、随所での音の使い方なんかが。
あとはやはりヴォーカルですね。好みは多少出ると思いますが、今の若い女性歌手にはないエッセンスなので、最近のガールズポップに飽き飽きの方はPERSONZに触れてみるのも良いと思いますよ。
尚、PERSONZを初めて聴く場合はこの『夢の涯てまでも』よりも、ヒットシングルの『Dear Friends』や、オリコン1位を獲得したアルバム「DREAMERS ONLY」辺りから入ることをオススメします。
(参考:http://www.jillionvoices.com/top.html