SIN-DECADE / PRETTY MAIDS

少し時間も開いてしまったので、またメイズの曲をご紹介しますよ〜。今回は、アルバム「SIN-DECADE」から、タイトルトラックの『SIN-DECADE』です。
「SIN-DECADE」というアルバムは、私が初めて買ったメイズのアルバムなんですが、これがなかなかの曲者でして。キャッチーな曲が殆どないスルメ系なのですよ。当然ながら私も、最初のうちはあまり熱意を持っていませんでした。このアルバムを好きになるまでは結構長かったですね。
このわかりにくいアルバムの中にあって、最もPRETTY MAIDSらしいと思える曲が『SIN-DECADE』です。基準としては「ドラマチックな展開」で、私の想定としては、ライブだったらアンコールの1曲目に持ってきたい曲ですね。オープニングもありかもしれません。まぁ、何らかの切れ目に持って来たいなぁと。
曲はボーイソプラノのようなファルセットで始まり、その後で突如として激しいギターが乗ります。パワーは申し分ないですが、スピードはやや押さえ気味。単純にスピードだけならば他に速い曲はあります。
ただ、Bメロ〜サビへと段々盛り上げていくコーラスワークなんかは『SIN-DECADE』が一番ですね。思わずワクワクしてしまう、ヘヴィメタルの魂が感じられる一曲となっています。
看板だったツインリードギターを失い、ケン・ハマーが一人で弾いているため、やはり音の重厚さは激減していると言わざるを得ません。「SPOOKED」以降になると、またキーボードの使い方が良くなって上手く回り始めるのですが、この頃はまだ試行錯誤の最中という感じです。
(参考:http://prettymaids.jp.org/