304号室、白死の桜 / Dir en grey

DirのGAUZEは名盤ですよね♪ とか、しれっと言ってみたい今日この頃ですが。まあ久々に聴こうかと思い立ちました。今回は、1stアルバム「GAUZE」の中から、好きな曲の一つである『304号室、白死の桜』をご紹介します。
私はこのアルバム、実はそんなに嫌いではないです。その後ろにところどころ見え隠れる「黒 夢」とか「パ ク リ」という文字は仕方ないので無視していただくとして、幾つか佳曲もあるんですよ。そんな中、シングル曲以外では『MASK』かこれでしょう。
『304号室、白死の桜』の曲調については、悲しみのあるメロディが中心の、ミッドテンポでハードな曲です。…とはいえ、この曲の主役は私にとって、ギターでもベースでもありません。ましてや、ヴォーカルでもありません。
ではどうかと言えば、ドラムがダントツでカッコイイと思います。手数多く叩いており、途中でリズムを変えたりもしているのがポイント高いですね。特に前奏と、中盤のソロでは叩きまくりです。バスを鳴らしまくって手が疎かになるよりずっといいですし、シンバルの音も小気味いいです。タム回しはほぼ皆無なのが残念ですが、爆発力はなかなか魅力的だと思っています。
アルバムでは「MACABRE」を推す私ですが、「VULGAR」もヘヴィロックが好きな方なら意外といけるかもしれません。ともあれ、「MACABRE」の直後くらいで音楽性が変わっているのがポイントでしょうね。
(公式:http://www.direngrey.co.jp/