SPANISH BOMBS / THE CLASH

最近、変な勢いで「ひぐらし+パンク」という文章を書きなぐっているのですが、そのお供にしているのがSEX PISTOLSのライブ盤と、クラッシュの「LONDON CALLING」です。今回はクラッシュの『SPANISH BOMBS(スペイン戦争)』をご紹介します。
クラッシュはイギリスのパンクバンドとして、ピストルズと肩を並べる有名なバンドですが、私はその活動について詳しいところは知らなかったりします。で、この「LONDON CALLING」は彼らのそれまでのアルバムと比較して、様々な音楽ジャンルを取り入れたり、演奏技術の向上を図るなど、音楽としてのレベルアップがなされた作品だそうです。要は、当時の「ガレージ・ロック」から脱却したというわけですね。
上手くなる以前の演奏を聴いていないので「ふぅん」という程度で終わってしまうのですが、バラエティ豊かな楽曲はなかなか面白いですね。メタルの気分ではない時に、今でも良く聴きます。
その中で『SPANISH BOMBS』は明るい曲調で、むしろ爽やかな印象さえ受ける程です。ラウドな、攻撃的な音楽ではありませんね。歌詞のほうは「スペインの爆弾で家が吹っ飛んじまって大変さぁ」みたいな、のん気な部分もあるのですが。
以前に聴いたことがある『アイ・フォート・ザ・ロウ』に曲調が少し似ている気がします。あれも戦いの歌ですが、曲そのものはのんびりした感じですし。
クラッシュというバンドは、パンクが政治に唾を吐く土壌を作ったように思っているのですが、確かに歌詞はそうしたものが多いですね。全体的にヤケクソというか。
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