愛の挨拶 / EDWARD ELGAR

「ロックはイギリスだな」と思う瞬間がありませんか? ビートルズもクイーンもアイアン・メイデンもイギリスだなと振り返るに、音楽、とりわけロックについては先んじている国家なのかなと。ブリティッシュ・ロック、NWOBHMといった言葉からも、このことがわかります。
その一方で、クラシックの分野ではドイツが実力と伝統の国なんですが、イギリスからもクラシカル・ミュージックで現代に名を知られる人がいるわけで。今回はエドワード・エルガーの『愛の挨拶』をご紹介します。
私はエルガーと言えば『威風堂々』と『愛の挨拶』の二択だったのですが、今回こちらを取り上げたのはコルダ効果です。魔法のヴァイオリン絡みのイベントがある時に掛かるメインテーマなんですよ。ゲームの主軸となる「ヴァイオリン・ロマンス」を体現した曲という位置づけですね。
元々はピアノ曲として作曲され、それがオーケストラのために編曲されたことがきっかけとなり、そこから様々なアレンジをされていったようです。ヴァイオリンは勿論、フルートなどにも。確かに、言われてみればフルートは実にハマりそうです。
一言でまとめるならば、上品で優雅な曲です。ゆったりとした明るい曲なので非常に馴染みやすく、休日の朝なんかにBGMとして流したい曲の一つですね。もしくは、アフタヌーンティーをしながらってのもおつです。
個人的には、英国紳士の威厳は『威風堂々』、ゆとりは『愛の挨拶』を聴けば感じ取れるのではないかと思っています。
(参考:http://www.elgar.org/