D.C.S.S.:アイシアの夏

期末テストを受けているシーンからスタートです。皆はそれぞれに苦悩したりへばったりしていました。杉並は成績がいいので問題ないですが。眞子はクラス委員だったような記憶があるんですが、成績がいいわけではないんですかね。実家も医者なので、家庭教師とかつけられていそうなイメージもあるんですが。
そんな期末テストとは別に、アイシアは北欧育ちのためか特に暑さに負けていました。それでも、テストが終わってから魔法の練習をすべく一人で教室を出て行きます。ようやく人の役に立つ魔法を使うことが出来たアイシア、またこれ以上に幸せにできればという想いが自分を動かしていたということでしょう。
音夢はその頃、保健室で手伝いをしながら、純一と二人だけの夏休みの計画を立てていました。ようやく純一と会えて二人の時間が過ごせると思っていたらアイシアがいて、それでも長期休暇に入れば二人の時間も作れるだろうという期待ですね。
全てのテストが終わってから、純一とクラスメイトたちは打ち上げをすることになりました。その場で純一は、皆を一泊二日で温泉旅行に連れて行きたいという提案を話します。音夢が島を出てから、ことりを始めとする仲間内に助けてもらったことも多く、そのお礼としてでした。その間、ことりが寂しそうな感じだったことを目撃した人はなく。
純一が家に帰り、音夢に旅行のことを話すと、これまで会えなかった分を取り戻すくらいに音夢が甘えてきます。夏休みの旅行も、皆と一緒に行く他に、二人きりで行く旅行も計画していたり。ところがアイシアが実家に帰らないことを知り、純一はそれなりに、音夢は全身でがっくりします。
音夢の頼みもあって、アイシアが帰らない理由を聞いてみる純一。それはどうやら「帰る場所がない」ということでした。既に両親は亡くなっており、祖母と二人で暮らしていたそうなのですが、やはり亡くなっています。この祖母は地元で立派な魔法使いとして知られる人物で、アイシアが日本に行く時に芳乃のお婆ちゃんを訪ねるよう進言していたそうな。
結局、アイシアの境遇に同情した純一は、音夢に何か言われることは覚悟でこのままアイシアを家にいさせることにしました。
この辺りから、音夢の甘甘ぶりとことりの悲壮感が対比として良くわかるようになった感じがします。もっと後に、ことりが何らかの形で救われれば良いのですが…。
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