愛の喜び / FRITZ KREISLER

今日は何となくヴァイオリン日和です。どれを取り上げるか少し迷いましたが、まあ有名どころということで。今回はクライスラーの『愛の喜び』をご紹介します。
クライスラーは『愛の喜び』を始めとして、対を成す『愛の悲しみ』など多数の小品を残しています。作曲家としても、ヴァイオリニストとしても名を知られる人ですね。コルダ知識によると、クライスラーは嘘つきだったと言われているのですが…結構、ユーモラスな人だったようで。
曲のほうに戻ります。『愛の喜び』のリズムはワルツで、ウイーンの古い舞踏歌のスタイルを手本に作曲されたようです。というのも、クライスラーがウイーン出身だから…とのことです。
タイトルが示すように、きらめくような愛の喜びと生命力に溢れた、軽やかで力強い曲だと思います。