ツンデレって簡単に言うけれど…

2005年の「現代用語の基礎知識」にも登録された「ツンデレ」という言葉ですが、個人的にはいつの間に入ってきた言葉なんだかなー、と思ったりもします。「萌え」と同じくらい、出所が良くわからない言葉だと。
原義としては「普段はツンツン、二人きりになるとデレデレ」なキャラを指す言葉だと聞いているのですが、「二人きりの時も素直になるのにキッカケがいる」タイプのキャラもツンデレって言う時があるように思います。…何だか複雑ですねぇ。私は何気なく使ってしまう言葉ですけど。
これまでの私のギャルゲー歴だと、ツンデレだと思ったのはTo Heartの保科いいんちょですかね。最初は主人公を含む周囲の人間に対して敵意のような冷たさがあり、しかしシナリオを進めていくと徐々に自分に傾いてくるのが「ツンデレ」なのだろうと解釈しているので。
ハピレスのふみつきいいんちょもそうか。こちらは世話焼きで礼を言われると「べっ、別にあなたのためじゃなくて、私は委員長としての務めを果たしているだけ!」みたいな言い逃れをする娘ですよね。最近のツンデレ風テキストのテンプレ的台詞です。級長(学級委員)ってのは実に良い隠れ蓑なのかも。
あと、ツンデレが好きだと明言している人にこれだけは言いたい。貴方は本当にツンデレが好きなのかと。「ツンデレな美少女」が好きなだけちゃうかと。
それを踏まえた上で、それでも「ツンデレが好きだ!」と豪語する者があれば、とりあえず納得します。それは初志貫徹という気がするので。
蛇足ですが、私は「ツンデレ」が特に好きなわけではないです。むしろリアルツンデレはご勘弁、そういう「落とし甲斐のある人」はいまひとつ食指が動かないので。どれかと言えばデレデレがいいです。いきなりお兄ちゃん大好きとかになってください。お願いします。
…うーん、いまいち締まりが悪いなぁ…。