Green-Tinted Sixties Mind / MR.BIG

昨日のカラオケ、MR.BIGも歌っておけば良かったかも…なんて、今日のメタルデー中に思いました。今回はそんな彼らの代表曲の一つ『Green-Tinted Sixties Mind』をご紹介します。2ndアルバム「LEAN INTO IT」に収録されています。
MR.BIGというのは器用なバンドだったと思っていて、エリック、ポール、ビリー、パットの4人で組んでいた頃というのは様々な種類の曲を作っていたように思います。このメンバーの中でも作曲の才に恵まれた感があるのはポールで、この人は光速ギターを要するスリリングな曲から静かなバラードナンバーまで何でも作るイメージがありました。
『Green-Tinted Sixties Mind』もこのポール・ギルバートの曲ですが、こちらはバラード寄りの曲ですね。タイトルから受ける印象もそうですが、青春時代を思い出しているような爽やかな曲調が魅力です。同アルバムに『To Be With You』というキラーナンバーがあるため少し目立てていない感はありますが、実に聴きやすくて良い曲です。
私がこの曲でパッと印象に残ったのは、サビを中心とした分厚いコーラスワークです。例えばシンフォニックメタル系の、疾走ツーバスと軽やかなキーボードの中にあるコーラスってのはクラシック的で好きなのですが、『Green-Tinted Sixties Mind』のようなゆっくりしたシンプルな曲の中にあるコーラスも好きですよ。
あとライブアルバム「Japandemonium」に収録されているライブバージョンも良いですね。ロックライブであっても、個人的にはこういう静かなナンバーを挟んで欲しいと思う私です。
(公式:http://www.mrbigsite.com/