ワークワーク:全4巻

著:藤崎竜のコミック、ジャンプで連載していました。
あらすじとしては、「黒い血の人間」と「機械」が戦い、赤い血の人間を「神様」と呼ぶ世界での物語です。赤い血の人間である少女がこの世界に連れて来られ、その少女を神として手に入れるために「防人」と呼ばれる戦士たちが戦います。
物語はそんな流れなのですが、印象に残るのは濃いキャラクター達でしょうね。主人公で防人の一人「シオ」は2ch語で話しますし、賢者ヨキは結局最後まで性別不明な感じですし。「封神演技」程キャラクターが多くないですが、一人ひとりが個性的だと思います。
あと、ああいう大規模な機械同士の戦いというのは圧巻ですね。ほとんどロボットモノと言っても差し支えのない機械が出てきたりします。防人は「護神」を身に着けて戦うのが基本ですが、中には凄い合体や変形を見せるものもあるので、造形が圧倒的です。
フジリューはこういう不思議なファンタジー漫画を描かせると上手いですね。「封神演技」でも思いましたが、あちらは原作つきなので、この「ワークワーク」では力を発揮している気がします。