ねこきっさ:3巻

癒し系4コマも長い期間を経て3巻が出ました。「続きが気になる!」という類のお話ではないのですが、まったり進行なので個人的には好きです。
クゥがようやく正規バイトとして雇われたことにより、制服チェンジになりました。念願の制服を着られてはしゃぎまくりのクゥが比較的出番の多い巻だったと思います。主人公なのだから当然ですが、これまでが割とクゥの絡まない場所での出来事が多かったように感じたので。
あとは、タコのぱくさんの話が多かったかも。ぱくさんの実家である竜宮城に行く話や、新しく立ち上がった南支店*1での様子を描いているシーンが多かったです。ほっといてもちょこちょこ出てくるレギュラーメンバーとは違い、こういうところでないと出てこないキャラが数名いるので新鮮でした。
衝撃と言う意味では、ミルクが人間型になったこと。とはいっても、玉手箱で一時的に猫又になっただけなのですが、アンニュイなお姉さんキャラになっていたので、ここで人気を一気に獲得したのではないかと。
最後になりますが…今回何が良かったかって、巻頭カラーの「マスターとマヤさんの結婚まで」を描いた昔話ですよ。本編では喋らないマスターですが、だからこそ伝えたい気持ちは物に込めて渡したというエピソードです。また、最初は裁縫も全然できなかったのが、来るべき日のために上手になっていく様子も良い感じでした。

*1:クゥたちがいるのは東支店。