Queen / ROUAGE

帰る途中、久々にルアージュでも聴こうと思い立ったので引っ張り出してきました。今回は『Queen』をご紹介します。1stアルバム「BIBLE」に収録されています。
この『Queen』は、メジャーデビューシングルのタイトル曲だったんですよね。インディーズの頃からダークな曲が多かった彼らですが、さすがにシングル曲ともなれば売れ線を意識したものと思われます。リズムやメロディの取り方、クリアな音色のギターは、後のヒット曲の礎となっており、メジャーデビュー曲としてはなかなかの出来でしょう。
ドラムについて、スネアが一つ一つしっかりと音を出せている感じがします。ゆったりしてシンプルな叩き方だとは思いますが、途中でのシンバルの挟み方は面白いですね。Shonoはシンバルに拘りのあるドラマーだと聞いたことがありますが、この時点ではまだこれから、という印象です。
ヴォーカルは、他の曲に比べて柔らかい歌い方をしていると思います。主観ではKagrraなんかに近い感じを受けるのですが、この時代としては珍しい歌い方なのかなと。
楽曲としての未熟さや、ヴォーカルの不安定さなどはあるものの、彼らのテンプレの一つとして聴く価値はあると思っています。
（参考：http://www.yumiko.com/rouage_0.html）