さいたまシティカップ2006:浦和レッドダイヤモンズvsFCバイエルン・ミュンヘン

浦和レッズの試合もロクに観ていなかったのですが、現在は2位と好調のようです。そんなレッズが、ドイツの名門チームであるバイエルン・ミュンヘンとの交流試合を行うということで、せっかくだからと観てみました。何でも、今年に入ってレッズはバイエルンとパートナーシップを締結したらしく、それでこの試合が実現したそうです。
バイエルンには、ドイツW杯の代表メンバーであるカーン、ポドルスキシュバインシュタイガー、ラームの姿があり、他にも当然精鋭揃い。レッズよりも数枚格上のチームと言うことになると思います。一方のレッズはワシントンや田中達が出場しないので、攻撃力に少し不安があるかと思っていました。
試合は前半、小野が中盤でボールを奪い、フェイントでかわしてシュートしたまでは良かったものの、ポストに嫌われました。もう少し内側にずれていたら、ひょっとしたらカーンから得点できたかもしれないと思うと残念です。
レッズの前半の見せ場はそれくらいで、あとはバイエルンの強烈な攻めが中心だった気がします。殆どレッズの陣地で試合が展開していましたし、3連続でコーナーキックからの攻撃を受ける場面もあったので。ただ、ポドルスキはW杯の時に見せた得点力が影を潜めていたようにも思います。長旅で疲れたというのも原因かもしれません。
後半に入っても、特に流れは大きく変わった感じではありませんでした。そこからレッズを奮い立たせたのは、途中から出場の相馬でした。左サイドからの切り込みが多く、運動量も豊富で積極的に陣地を往復していました。また、GK山岸もきついシュートを弾くなど活躍していたと思います。
そして試合終了間際、右サイドから攻め入った岡野がフェイントで中央に近づき、クロスを上げたところに黒部が頭で合わせて初得点。ここに来てようやく試合が動きました。正直、レッズが得点するまではバイエルンも本気を出していない気がしていたので、こういう穴ができてしまったのかもしれません。
結局は1-0のままで試合終了、レッズが勝ちました。Man Of The Matchは黒部が受賞しましたが、どちらかと言えば岡野の頑張りと言う印象もありました。
お互い、それぞれの国のリーグで今後も頑張って欲しいチームなので、今日の試合でレッズの若手も学ぶことがあったのならば良かったかなと。