プリンセス・プリンセス:姫の選ぶ道

とうとう最終回、亨たちがさやかを追いかけて、崖っぷちに着たところからですね。そこで自分の想いを亨に叩きつけるさやかですが、あまりにも自分しか見えていないその発言に裕史郎がずいと前に出ます。そして「亨の気持ちを考えたことがあるのか!?」と叱責。
そんな裕史郎を落ち着かせて、亨は心からさやかを説得し、本当に自分は妹としか見ていないのだと伝えます。さやかも一生懸命な亨を見て気持ちが揺らいだらしく、また気が抜けて崖から足を滑らせてしまいます。…そこには秋良と生徒会メンバーの姿が。こうなることを予想して用意していたようでした。
さやかは今度こそ亨の言葉を正面から受け止め、裕史郎にも酷いことをしたと謝ります。しかし…さやかは裕史郎のアレが芝居だと気づかず、「亨くんをお願いします!」と言うのでした。
そんなことがあり、亨は叔父から「家に戻らないか?」という勧めを受けます。そのためには藤森学園をやめなければならず、亨は悩みを抱えます。
裕史郎と秋良にそのことを打ち明けるのですが、それを偶然聞いていた生徒が元で全校にその噂が広がってしまい、また実琴の耳にもそのことが伝わります。「逃げ出すのか!」と喚く実琴ですが、結局は彼らしい寂しさの訴えで亨の心を打ちます。
そして全校生徒が、校庭から亨に向かって「やめないで!」と口々に訴えます。秋良も実琴も、そして皆も自分を必要としてくれる。そんな後押しもあり、亨は藤森学園に残ることを宣言するのでした。
姫を務める1年間はこれで終わりではありませんが、お話としてはここでお終いとなりました。さやかが改心するところの表現が穏やかになっていたり、最後の裕史郎の照れが可愛かったりと楽しかったです。
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