サッカーJ1:ジュビロ磐田vs浦和レッズ:2006/10/28

せっかく家にいて、しかもレッズの試合なのだからと中継を観ていました。アウェイとなるヤマハスタジアムジュビロはレッズに10勝2敗と大きく勝ち越しており、レッズは闘莉王やポンテを欠いているので厳しい状況です。
そんな現状を見せ付けられたのは、前半10分を回る以前のことでした。まずは前半2分、ジュビロのルーキー犬塚がゴール前の混戦から上手くキーパーを逸らすシュートを放ち、先制点。それに続くように前半6分、左サイドからの切込みからこぼれ球をカレン・ロバートが叩き込んで2点目。
立ち上がりに大成功したジュビロ磐田、福西の積極的なプレッシャーや前田らの動きの良さも手伝って、前半は主導権を握ります。また得点トップのワシントンにボールを渡さないよう早目の守備を心がけるなどの注意もうかがえました。
ワシントンにボールを回せない以上、レッズは小野や山田が頑張りどころ。山田は積極的にゴール前に絡みますが、得点チャンスにまでは結びつけることができません。前半37分には山田がゴールかと思われたがオフサイドだったり。
2-0で向かえた後半、レッズは思い切って4バックの戦術に切り替えます。同時に相馬を投入、左サイドの守りから攻めを期待します。
2点ビハインドのレッズは猛攻、マークが弱くなったワシントンがゴール前から隙をついて、後半3分に反撃の1点を上げます。これで流れを引き寄せたかと思われましたが後半7分、今度はジュビロの福西がすかさず返して再度2点差まで引き離します。
後半20分を過ぎた辺りで、ジュビロが守備中心となったのを見て取ったレッズは攻撃の要である田中達、永井を投入。積極的な攻めの姿勢を見せますが、これは中盤に人がいなくなる危険性もある戦術。4バックを信じて前に出るしかない背水の陣なのです。
その気合がチャンスを呼んだのか、後半25分にはワシントンがセンタリングを得意の頭で合わせて2点目。2点差ならまだ負けが決まったわけではないと、踏ん張りを見せます。
その後はレッズも予想通りゴール前の危険を何度も経験しますが、GK山岸の好セーブなどで追加点は入りません。しかし同時にレッズもワシントンが得意の後ろへ流すヘディングを外すなど、こちらも追加点は入らず。
結局試合は、3-2でジュビロ磐田の勝利となりました。キツイ条件が重なったとはいえ、2ヶ月間ぶりの敗戦ということになるレッズ。今日の試合で3位の川崎が勝ち、首位争いは目が離せないことになりそうですね。