チョッちゃんが行くわよ

著:黒柳朝のエッセイです。黒柳朝は、言わずと知れた黒柳徹子の母親なのです。
内容は、月刊誌に連載されたものをまとめており、彼女の生い立ちから生涯を追っています。わんぱくに育った子供時代、音楽学校で将来の夫と出会ったこと、子供たちの誕生、戦争、そして老後に至るまで。この本が発売された時には既に70歳を過ぎていたので、正に人生の縮図といった感じです。
元々物書きというわけでもなく、素直に思ったことを綴っているだけのエッセイではありますが、優しい人柄が見える文章になっていると思います。少し凹み気味の時に読むと、勇気付けられるのではないかと。