南青山少女ブックセンター:2巻

著:桑島由一ライトノベルです。実は、1巻を読んでしばらくしてから2巻が発掘されたので読んだ…という、微妙なことをやらかしました。
あらすじとしては、高校受験に失敗した春山マリオを入学させてくれると打診があった学校が女子高で、しかも男性恐怖症の生徒ばかりを集めた特別クラスD組の「人間教材」としての入学。そんなマリオの騒々しい日常を描いた作品です。
D組は放課後に持ち回りで書店のアルバイトをしており、そこが「南青山少女ブックセンター(MGBC)」といいます。そしてマリオは店長を務めることに。
この2巻では、大人しくて背が高い室田響にスポットを当てています。クラスに転入してきた橘留美と響は、アイドルのサッチンこと田中佐知子が好き同士ということもあり、仲良くなります。
やがて留美の秘密が明らかになったり、MGBCでサッチンのイベントを行ったり、響の内面が深く語られたりします。
基本的には萌え重視のドタバタコメディなので、勢いだけは負けないという作品です。またD組でマリオと深く関わる5人の女子が代わる代わる喋るので、その辺りも賑やかさに拍車をかけているのではないかと。
個人的にはメインどころで響が一番推しなので、まあ満足かなと。でっかくて寡黙なのは、見ていてほのぼのしますね。
因みに3巻は買っていないのですが、読まないような気がします…。