CUTE×GUY:全4巻

著:立野真琴のコミックです。こちらは「別冊花とゆめ」に連載していたようです。
あらすじとしては、同級生の須藤満に片思いする主人公「高岡純(すみ)」が、製薬会社に勤める父からもらった「大人っぽくなる薬」を飲んだところ、実はドキドキすると男に変身してしまう薬だったのでさあ大変…というところから起こるラブコメです。
「ドキドキすると変身する」という特性上、純が変身する時に着替えが間に合わない場面の方が多く、見た目ヴィジュ系なのに女子高生の制服を着ているという濃い場面が多発します。苦手な方はご注意を。
純が変身した時に名乗った「只野ジュン」として、満や他の人たちとも接していく純なのですが、満がジュンに男として尊敬を示してしまったことにより、不思議な関係が築かれていきます。
満だけじゃなくて、純と同じ境遇になった少年「西沢静」もメインどころで頑張ります。ということで「カードの王様」の時も思いましたが、今回も「ヒロインと男子二人」の構図なんですよねぇ。古きよき少女漫画の王道と言えましょう。
他には、薬の力を得た「ほづみ」のキャラが濃すぎです。実際はマッチョ男子だが変身すると華奢でカワイイ系の少女になる辺りが…。また、絵に描いたような保険医の京子先生もエロくてナイスですよ。
因みに、満は本作品で一番のカワイイ系な上に、途中で女装したり最終回で大変なことになったりと、悶えシーンが幾つも出てきます。この辺も私的にはナイスです。