ろまんが:1〜4巻

著:新井理恵のコミックです。「うまんが*1」の続編に当たる作品ですが、5巻で完結らしいです。
「うまんが」では脇役だった、宝塚家の使用人コンチキチを主役に据えた物語なのですが、やはりコンチキチが主役肌の人物でないこともあって、相変わらず周囲からいじられる日々を描いた、コメディタッチの作品になっています。あとは強烈過ぎる下ネタも健在です。
その一方で、優駿への思いは変わらないけれどもコンチキチにも惹かれる菊花の成長が見物です。前作から1年も経過していないのに、外側も内側も、同学年の皐月と比べるのがかわいそうなくらいです。
それと、新たに登場するコンチキチのクローンで宝塚家の養子になった「喜稔」もいい味出してます。外見は12歳なので、中学に入学してからは菊花や皐月と同じクラスになるのですが、オリジナルを心配させるほどエキセントリックな奴です。
シリアス・ギャグ・エロと三拍子揃った作品であるとは思うのですが、いかんせん喧嘩を売る対象が広すぎることもあり、実に生き方がパンクです。私は好きですが、オススメしにくいのも事実ですね。

*1:id:tokaget:20070623:p1