さいたまシティカップ2007:浦和レッドダイヤモンズvsマンチェスター・ユナイテッド

さる7月17日に、埼玉スタジアムで行われたレッズの試合です。
去年*1バイエルン・ミュンヘンとの試合があって勝利を収めたレッズですが、今回の相手マンUは一昨年に0-2で負けている相手だそうです。
マンUと言えば、私はC.ロナウドルーニーなどの若手と、生え抜きの代表選手であるライアン・ギグスくらいしか知らない有様でしたが、彼らがどんな働きをするのか注目することにしました。
一方のレッズ、アジアカップに出ているメンバーや、負傷した闘莉王、まだ来日していないワシントンなどスタメンを半分くらい欠いた状態だったようです。
試合はマンUのペースで始まり、レッズはなかなかボール回しもうまくいきません。何度もコーナーキックを与えるなど、辛い立ち上がりとなりました。
しかし、内舘秀樹がミドルレンジでのシュートを放ち、奇襲のような形でゴールに突き刺さって先制点。私はこの内舘という選手をあまりよく知らなかったのですが、地元出身の生え抜きということで…しかもベテラン。恥ずかしい限りです。
レッズの得点でマンUも攻撃の手を強めますが、前半は平たいまま終了。
攻撃が爆発したのは後半に入ってから2分、ゴール前での混戦を制したフレッチャーが決めました。瞬間だけ見るとフリーの状態でボールが渡っているものの、咄嗟の判断はさすがです。
更に後半6分には、C.ロナウドが左サイドからドリブルで形を作り、追加点を上げて同点としました。ロナウドは身長も高く、ヘディングでの競り合いもできて足元も細かいので、器用な選手だと思っています。
逆転されたレッズは、この辺りから動きが良くなったと思います。後半23分には遂に、小野が相手の足の間を抜くシュートで同点ゴールを決めました。
その後はヒヤリとするシーンもなくはなかったのですが、2-2の同点で終了でした。
遠征してきたマンUの方が疲れているとは思いますが、レッズは粘りましたね。ポンテが前線で、山田が自陣で頑張ったのが特に光っていたと思います。
あと得点に絡まなかったシーンで一番印象に残ったのは、前半のルーニーでした。センターサークル辺りでボールをカットし、そのまま猛烈なドリブルでゴール前まで駆けてシュートする姿は強烈でしたね。まさしく「狩り」でした。

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