ひとひら:総括

最終話を観てから時間が経ってしまいましたが、好きな作品となりましたので総括を。
演劇部との勝負に負けてから、麦はそれなりの生活を無味乾燥に送っていたわけですが、状況は刻々と動いていたのです。卒業式が来れば先輩たちがいなくなるのは当然として、麦にとってハプニングといえるのは佳代の留学。
写真の勉強を本格的にするため、佳代は2年生になる前に日本を離れる決意をします。その心を決めたのは、文化祭での麦の舞台でした。立派に演技した麦を見て、もう自分がいなくても何とかやっていけるだろう…という決心がついたのです。
そんなことを考えもしなかった麦は混乱してしまい、一人でやっていく自信もなく、佳代を避けるようになってしまいます。しかし出発が間近に迫った日、甲斐とちとせがお別れのセッティングをして、ここでようやく麦は佳代に応援の言葉をかけて送り出すことができたのです。
最後は卒業式のお話。野乃に対しても思いを吹っ切ることができ、ここまでの麦の成長が見て取れます。
本当に、最初から観ていると麦の成長振りに感動することうけあいですね。
駆け足でイベントだけをかいつまんだような1クール作品になってしまった感はありましたが、画も崩れることなく頑張っていたと思います。いい作品だったなと。
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