ガール:1巻

著:奥田秀朗の小説を、早坂いあんの作画で漫画化した作品です。
内容はオムニバスというか、共通のテーマで3編が収録されています。30代のキャリアウーマンが抱えた自負や悩みなどを上手く捉えた、興味深い作品だと思います。
3編ということで3人の女性主人公が登場するわけですが、どの人も共通しているのは「入社してがむしゃらに頑張ってきて、ある程度の責務を任されるようになった30代女性の生き様」なんですね。
上司である男性管理職の理不尽なわがままに振り回され、お金のことや結婚なんかにも悩みが尽きない…。生き生きとしてカッコイイ姿の裏にある、よりリアルな側面を見た感じがします。
これは小説の方も読んでみたい気がしますが、内容が同じなのか気になります。
まぁ、こういう作品を読むだけでなく、実際に呑み会などでお話を伺ったほうが面白いのかもしれませんけどね。