デメルの「ヌッストルテ」

オーストリアはウィーンの超名門洋菓子ブランド、デメル。あまりに高価なのでこれまで手を出してこなかったのですが、ひょんなことからただでゲットしてしまいました。
まず、ヌッストルテという名前を聞いてピンと来ませんでした。「ザッハトルテ」ならチョコレートケーキかな、という程度の知識はありますが。
説明を読むと、以下のとおりです。

4種類の木の実（オーナッツ・アーモンド・ピスターチ・ヘーゼルナッツ）にメープルシロップ・ブラウンシュガーさらに数種類のスパイスを加えたフィリングをサブレ生地に封じ込めた焼菓子です。

味の方は、正にこの「スパイス」が肝です。見た目は上側にナッツがぎっしり、下側に茶色っぽくて柔らかい生地があるケーキなのですが、チョコレートやメープルシロップの味を想像すると、かなり違うので驚くかもしれません。
一番強いのはシナモンだと思います。あと、意外にオレンジピューレが利いてますね。
ケーキの大きさは大したことがないのですが、これはデザートブッフェなどで一気に食べるような代物ではありません。むしろ、ブランデーのお供なんかにしても悪くなさそうな印象を受けました。
今度、機会があればザッハトルテも食べてみたいですねぇ…なんて、贅沢も言うだけならただです。これだけのクォリティを出すブランドなら、大体何を食べてもハズレはないと思うので。無論、今回のスパイスのように好みはあると思いますが、自分基準では満足したので。
（公式：http://www.demel.co.jp/）