ななついろ★ドロップス:総括

相当前の遺産になりますが、今日ようやく最終話を観終えました。
導入部分について簡単に。「世界で一番星に近い町」と呼ばれる舞方市星ケ丘に住む「石蕗正晴(つわぶきまさはる)」が、ひょんなことから日が暮れるとぬいぐるみになる体質になってしまいます。
元の身体に戻る方法は、この町に降る「星のしずく」を7つ集めること。魔法の杖に選ばれた少女に運命を託すのですが、それはクラスメイトの「秋姫すもも」でした。昼は正晴、夜はぬいぐるみの「ユキちゃん」として、すももと二人で頑張っていくファンタジーです。
さて、ご存知の方も多いでしょうがこの作品はパソゲー原作のアニメ化です。なのでヒロインは多数登場するのですが、アニメではとかくすももだけにエピソードを絞ったおかげで、話を把握しやすくなりました。
本筋であるしずく集めは若干駆け足な印象もありましたが、それは1クールという期間を考えると仕方ない部分かもしれません。むしろ、正晴とすももの恋愛部分をじっくり描いてくれたのは好感でした。
最初は話したこともないクラスメイト、それが亀の歩みのような速度で距離を縮めていく過程は、ハラハラするものの楽しかったです。ゲームはプレーしていませんが、こんな感じだったらギャルゲー上がりの人にも最適じゃないかと。
登場人物の男女比を変えたりすれば、「なかよし」とか「りぼん」辺りの少女漫画誌に載っても違和感がなさそうな感じでした。
上でも書いたとおり、すもも以外のヒロインはあくまで脇役として描かれていますが、それでも撫子はカッコかわいかったです。ゲームではもっとデコちゃんで、のいぢ氏らしいキャラだと思った覚えがありますが…今サイトを観たらそうでもなかったようです。
ともあれ、パソゲーのアニメ化にしては良い出来だったと思います。話も楽しく観られましたし、絵が絶望的に崩れることもありませんでしたから。
こういう作品が増えてくれると良いんですけどねぇ。
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