P2! - let's Play Pingpong! -:1〜5巻

著:江尻立真のコミックです。週刊少年ジャンプで連載していました。全7巻。
あらすじは、運動音痴だった「藍川ヒロム」が久勢北中学への進学時に運動部に入りたいと願っており、卓球部の見学中に意外な才能を発揮したことで入部を決めます。そして仲間たちと頑張っていくお話です。
私も中学の時に卓球をしていましたが、基礎的な運動能力が若干低くてもやり方次第で多少は形になるスポーツだと思っています。他のスポーツだと、選手と対戦した時に全然勝負になりませんが、卓球ならある程度までは…という感じで。
ヒロムもそういう部分があり、最初の運動能力はとてつもなく低いのですが、並外れた動体視力と、足捌きの方法などを学ぶことで、徐々に強くなっていきます。
こうした理論的な部分は、作者が経験者ということもあって、説得力のある描き方をされていると思います。絵的には逆方向にボールが飛んでいたりもしますが、これは漫画的に見栄えするようにしたらしい、という解釈もあるそうです。
久勢北中は昨年の大会で優秀な成績を修めていますが、今年はメンバー不足。立ちはだかる数々の強敵を相手に、短い期間でどのように練習して行くか、という部分も見ものです。
作中で好きなキャラは、川末ですかね。遊部も良い感じですが、川末の日頃は厳しいながらも、努力家で誰よりもヒロムを気に掛けるツンデレぶりに惹かれます。
あと、岩熊元キャプテンのエピソードを聞くに、何となくテニプリの手塚と被る部分があるような気もします。見た目は全然違うタイプなんですが、私の主観で。肘の爆弾とか。
…で、一番好きなヒロインはヒロムですよ。(オチ)