鋼の錬金術師 シャンバラを征く者(映画)

年末に放映されていたのを録画して、ようやっと観ましたよ。テレビアニメ版のハガレンも殆ど観ていなかったのですが、気になる作品ではあったので。公開は2005年だったんですね。
アニメ版最終回の続編とのことで…私の知らないキャラも登場していたりと、新しい気持ちで観ることができました。エドが18歳になってミュンヘンで暮らしている、という衝撃のスタートですからねぇ。
エドはロケット工学に携わり、そこで暮らすアルフォンス*1らと共に、パトロンを得てロケットの製造に着手します。
現実世界ではエドの知っている顔ぶれが、違う人物として溢れています。また、錬金術は使えないというルール。エドはアルフォンスに、それとなくアメストリスの話をしては不思議な顔をされているようです。
一方、アルは人間の身体を得ており、アメストリスで暮らしています。鎧の頃の記憶はなく、エドに会いたい気持ちを抱えています。
他にはマスタング大佐が辺境の地で伍長に降格していたり、イズミが亡くなっていたりという変化がありました。
エドたちにロケットを造らせているのは、ナチスを裏からサポートする組織、トゥーレ協会。ヒトラーを戦争で勝利させるため、「扉」の向こうにある別世界「シャンバラ」を目指す者達です。扉を開かせてロケットを飛ばすことで、向こうに辿り着けるという考えなんですね。
現実世界に飛ばされたホーエンハイムやエンヴィーらの力を元に、とうとう練成陣を完成させるトゥーレ協会。またアルも、エドを連れ戻すために犠牲を払って扉を開けようとしていました。
その二つがぶつかり、現実世界からアメストリスへ侵略者がやってくるのですが…エドとアル、マスタングらが協力して何とか追い返します。この時、扉を閉じるために現実世界に戻ったエドをアルが追ってきて、二人はまた一緒に旅をしていく…というところで終了。
根本となる設定として、アニメ版を観ていないとかなり混乱しますね。とはいえ、興味深い作品であったことは確かです。アルの人間バージョンはかわいかったですね〜。
あと、史実のドイツとは年代や事件の違いが見られますので、その辺を色々調べてみると新たな楽しみがあるかもしれません。
(公式:http://www.sonymusic.co.jp/Animation/hagaren/hagaren-movie/index.html

*1:弟ではない