ARIA The ORIGINATION:総括

この作品もようやっと観終えました。天野こずえによる原作コミックは全く読んでいない上に、アニメもこの第3期だけしか観ていない割には、とても気に入った作品です。
シリーズ共通の内容としては、水の惑星「アクア」の都市「ネオ・ヴェネツィア」を舞台にしています。この街ではゴンドラを操る「水先案内人(ウンディーネ)」が名物。主人公の「水無灯里みずなしあかり)」は、マンホーム(地球)から水先案内人になることを目指し、やってきました。
…うーん、こうして見ると、固有名詞が難しすぎですね。
ともあれ、灯里はネオ・ヴェネツィアの「ARIAカンパニー」に入社し、見習いとして修行していきます。別の店で同じように水先案内人を目指す藍華やアリスと共に過ごす日常を、ゆったりと描いていきます。
この「ゆったり」がポイントで、原作も癒し系作品として知られていました。アニメも、ふっと台詞が止んでBGMが流れているようなシーンが結構多く、個人的には好きな系統でした。
ラストで先輩のアリシアさんが引退するシーンは、ファンに大きな衝撃を与えたと聞いていますが、それを乗り越えて灯里が頑張ってゆく様子に感動しました。
キャラとして気に入ったのは、藍華ですかね。シリーズを通していないので人物の掘り下げが中途半端ではありますが、努力家でいつも明るく振舞うところが良いです。あと、ラスト近くで片思いの相手と二人っきりになった時のエロ顔は、決して忘れません。
ともあれ、この期では気に入った作品でした。流石にもう続編はないでしょうけれど、何らかの形でまた巡り会えるなら、嬉しく思います。
(公式:http://www.ariacompany.net/index.htm