2009/04/15

水曜日は休暇を取り、鎌倉をあちこち歩いてきました。私用休暇なんて、務め始めてから数えるくらいしかないのですが、今後は少しずつ取っていきたいものです。
今回は源氏山を中心に攻めてきました。

トリアングロに再び!

これは前日の夜のことです。翌日は雨という天気予報でしたし、外に行けなかったらイベントもなくなるなぁと思いまして。保険としてですね。
以前*1にもお邪魔したスペイン料理店「カサ・トリアングロ」。今回は予約して夜に訪れました。これが正解で、もう一組のお客さんでお店が満席になってしまいました。
到着してからは、まずタラとアサリの炒め物をつつきながらメインを待つ感じでした。タラの焼き加減が良くて、また身がぷりぷりしていたのが印象的でした。
そうこうしているうちに、メインのパエリアが焼き上がりました。インディカ米を使い、貝類や海老などをふんだんに使ったものです。これは最高でしたね。おかしいくらい食欲が出ました。そしておかしなことを口走っていました。
牛肉とレンズマメの煮込み、シフォンケーキとコーヒーまで、一通り楽しんできました。いや、いい夜になったものです。ごちそうさまでした。
ちなみに、シフォンケーキはお土産としていただき、それを母が大絶賛していました。

寿福寺

ここからが当日のお話。北条政子が創建したお寺だそうです。源氏山のふもとにあり、鎌倉駅からは少し離れた場所にあります。
カタログ的な説明はWikiなどに譲るとして、ここを見た感想としてはとにかく「拝観できる場所が少ない」ということでしょうか。
表の門から短い参道まで、ちょっと歩いただけで終わってしまいます。中門から先は入ることができません。遠くからお参りするだけに留まりました。
尚、裏手に回ると墓地があり、ここには北条政子源実朝の墓もあります。岩窪の間に小さな像と、五輪塔がある感じですね。

源氏山公園

寿福寺の裏手から、この源氏山への道があります。きっちり整備された道ではなく、ハイキングコースのような感じでした。というか、入り口は本当に山道のようでしたが。
源氏山は標高93mしかないらしく、登山という感覚は殆どなかったと思います。むしろ、鎌倉ではちょっとしたお寺の方が階段などを延々と歩かされると思います。
それでも、ところどころで下の様子を見下ろすと、徐々に高いところに来ていて眺めが良いんですよね。頂上からは木々があって見えませんが。
その頂上には、源頼朝の像があります。公園自体もそれほど歴史はありませんが、この像は開園より更に後に作られたものだそうな。
そこにいた人懐こい猫とたわむれ、行き帰りに八重桜が並んで咲いている様子を眺めてきました。ソメイヨシノはちょっと時期が過ぎてしまいましたが、八重桜はまだまだ見ごたえがありましたね。

宇賀福神社

ここは以前にも足を運んだことがある、銭洗弁財天宇賀福神社です。とはいえ、前回はあまりにも混みまくっていたので、入り口で諦めて帰ってしまったのです。今回は近くまで来たこともあり、リベンジといった感じでした。
銭洗弁財天ということで、手持ちの小銭を洗うとご利益がある、と言われます。しかしこの日は訪れた時間が遅かったため、社務所がしまっていてザルを借りられず。とりあえず眺めるに留まりました。
そういえば、ここの湧き水は「銭洗水」として、鎌倉の名水に数えられているんですね。ここに限らず水道水が普通に飲めるという辺り、鎌倉の水事情がわかります。

佐助稲荷神社

観光の最後はここでした。名前の由来は、稲荷神が源頼朝を助けたことで「佐助稲荷」となったそうです。「佐」というのは、頼朝の幼名のこと。
幾つもの鳥居を潜り抜けつつ石段を上って行くことで辿り着けます。道の両脇にはいくつかの石像があるのですが、これはそれぞれ形の違う狐です。欠け具合もそれぞれ違い、耳が完全にもげてオコジョのようになっているのもありました。
石段の頂上には境内がありますが、あまり広さはありません。ただとにかく緑が多く、これからの季節はもっと美しい風景になるでしょう。この日も天気は良かったですし、若葉の季節ですからかなりの高得点でした。
因みに、この佐助という場所は、鎌倉でも名士が居を構える場所らしいです。広大な土地を持つお屋敷や、前衛的な形の建物が幾つもありました。
この辺りに住んでいたら、都心に通勤する会社員生活はせずに、作家とかになるんでしょうね…。

T-SIDE インド料理店

八幡宮の八重桜などを見つつ、夕食はここで。本格的なインドカレーが食べられるお店とのことです。入り口が狭くて、知らないと素通りしてしまいそうでした。
メニューは結構幅広くて、カレーに限らずネパール料理などもあったのですが、ここはやっぱりカレーでしょう。そして、ナンでしょう。ということでセットメニューを頼みました。
魚のセットを注文して待つことしばし。まずはえびせん風の丸いものが、続いてカジキと海老のつけ焼きが。それを食べて暫くすると、いよいよメインのプレートが来ました。
カジキのカレーと海老のカレー、ナン、サフランライス、サラダがあります。先ほど食べたメニューで何となく気づきました…このサラダは「火消し」なのだと。
辛いものがあまり得意でない私はカレーもマイルドを注文しましたが、それでも結構な辛さでしたね。カレー好きの人にはもう一声、なのでしょうけど。水をボトルで1本飲み干してしまいました。
それでも次々と手を伸ばしたくなるおいしさでした。スパイス自体の香りも、シーフードの臭みも控えめで食べやすく工夫されているんでしょうね。
食後に甘いマンゴープリンとチャイをいただいて、このコースはおしまい。最初はどうなるかと思う辛さでしたが、最終的にはいい気分でお店を後にしました。
また食べるにはちょっと気合が要りそうですが、たまにはこういうのもいいよね、ということで。
また余談ですが、お店の公式サイト(?)はおかしなことに。「ハリマオロッジ」もそうだったんですが、何でしょうかねぇ。

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