黒執事:総括

こちらもようやく観終わりました。
導入部分としては、イギリスの名門「ファントムハイヴ家」の幼い当主「シエル」と、彼に仕える執事「セバスチャン」をメインとして、屋敷での生活などを描いています。しかし徐々にお話はロンドン中を巻き込んだ大きな話になっていくのです。
セバスチャンは完璧すぎる執事。おおよそ人間業とは思えないようなことも、次々と実現していきます。そして決め台詞「ファントムハイヴ家の執事たるもの、これくらいできなくてどうします?」。シエルもその能力を見込んで、ハイレベルな要求をしていくのが見ものですね。
そしてお話としては割と序盤のネタバレになりますが、セバスチャンは人間ではなくて悪魔だったりします。実は原作者も「あくまで執事ですから」という決め台詞からこの作品を思いついたらしいですし、お話としてもセバスチャンが悪魔ということを知っていることを前提に進んでいきます。
そんな悪魔に限らず、死神や天使も登場するこの作品。登場人物の多くは何らかの能力や立場を持っており、「ただの人」はまあ殆ど出てきません。ハイテンションなオカマ口調の死神「グレル」や残虐な天使の「アッシュ」など、とかくアクの強いキャラが多いです。
しかし何と言っても一番はセバスチャンでしょうね。次回予告の読み上げも基本的に彼ですが、シエルに仕える執事なのに小馬鹿にした口調なのが笑えます。
個人的には、セバスチャンが用意する様々な料理やお菓子に惹かれました。ちょっとだけ絵が映るんですよね…名前も聞いたことがないようなお菓子が。なんとなく凄そう、と、まんま子供の感想ですけど。
そしてズッコケ三人組もいい味出してましたね。アニメオリジナルの設定でしょうけど、メイリンの眼鏡の秘密にはしびれました。加藤英美里が田舎娘っぽい言葉で喋ってるというギャップ萌えもあります。
それにしても、最終回がハッピーエンドっぽく見えてしまった私は重傷なんですかね…。
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