2011/05/18

tokaget2011-05-18

GW中は仕事でしたが、なんとこの週にお休みをいただけることになりました。そこで、どこかへ旅行しようと思い立ち、山形の銀山温泉に行くことを決めました。一泊二日です。
銀山温泉は「おしん」の舞台にもなった場所だそうです。あと近くにはすいかで有名な尾花沢があり、一年を通じて非常に寒暖の差が激しいところです。熊谷が40.9度を記録するまで、長らく日本一暑い町だったんですよね。

出発から到着まで

朝はそう早くありませんでしたが、片道3時間半も掛かるのでそれなりに、という感じでした。特急の「つばさ」を使うと、福島を経由して山形に向かいます。
途中で乗り換えることもなく、最寄り駅である大石田駅に到着したのは1時半頃。駅前には数件のお店があるものの、かなり寂れた印象でした。ここからレトロな路線バス「銀山はながさ号」で30分ほどで終点まで向かいます。
途中で乗り合わせたおじいさんと話をし、上記の最高気温についてや特産品のすいかについてなど、聞くことができました。

お風呂について

泊まる宿は「古勢起屋別館」というところだったのですが、系列店である「銀山荘」のお風呂にも入ることができました。こちらの方が大きいのです。
古勢起屋のお風呂は2箇所で、ひとつはステンドグラスがある「ちか湯」。こちらは源泉かけ流しということもあってか、温度が44度とかなり熱かったです。半身浴でもかなり汗をかきました。
もう一つは「金太郎湯」で、こちらはシンプルな室内風呂。ちか湯より温度もぬるめで入りやすかったです。泉質も肌に合っていたようで、長く浸かっていても痒くなったりはしなかったので、のんびりと入れました。
銀山荘のお風呂は、素晴らしい展望の露天風呂があり、雄大な景色を眺めることができました。寝湯に浸かりながら一人で山や谷を見ていると、非常に贅沢な気分になりましたね。ここは冬とかに来たらより楽しめるかもしれません。
また、温泉街と言うほど大きくはないのですが、温泉宿が並んだ通りには足湯が一つあります。最初は熱くて入れなかったのですが、たまたま通りかかったおじさんが水を足してくれたおかげで、楽しむことができました。
饅頭などを買って、浸かりながら食べると良いかもしれません。
(公式:http://www.kosekiya.jp/

食べ物について

饅頭の話が出たので、食べ物についても。今回は売店などで買った饅頭と、旅館での朝夕の食事くらいだったと思います。夕食は和洋を取り入れたコース料理で、山の幸が特に素材・調理共に満足のいくものでした。ただ、他の旅館と比べると量は若干少なめだったかもしれません。
他、食べなかったのですが銀山温泉では蕎麦が有名。通りの蕎麦屋は残念ながら定休日でしたが、山菜と蕎麦の組み合わせなら非常に良さそうです。
Jリーグモンテディオ山形が試合の時に販売する「炎のカリーパン」も通りの売店でお土産として売っています。試合では相手チームの特産品をパンに入れるというコラボが楽しめるようですが、こちらも食べず。
カレーといえば、古勢起屋でも「スワローネ」というカレーハウスでランチをやっており、カレーとハンバーグが人気のようです。胃袋が1つしかないので、色々なものを試すことができず、少し心残りはありました。

帰りの道中

大石田駅前に、洋菓子の「ぱんどら」というお店があります。ここの「あわゆき」というお菓子は、銀座の山形アンテナショップでも取り扱っている人気商品。白いカステラにあんこを挟んだもので、中身は3種類から選べます。
これは自分用に買ったのですが、ほわっとした軽い食感と、中身のしっとりさが合わさって幸せでした。生ものなので長くは持ちませんが、銀座に行ったらついでに買いたいくらい気に入りました。
特定の駅で途中下車できる切符だったので、帰りは仙台駅で一旦降りて、お土産と昼食を。食事は牛タンの「利久」にて。極定食というのを食べたのですが、厚切りで柔らかな牛タンが非常に良かったです。ご飯をお替りしたいくらいでした。
お土産も色々と見て周ったのですが、ここではネタ系の「うまい棒 牛タン塩味」を。東北限定らしいですが、価格帯を考えれば味はなかなかの再現度だったと思います。やっぱり、信頼のやおきんといったところです。

総括

近くに観光名所があまりない所だと思うので、レンタカーを借りるなどしないと、あまりアグレッシブには動けないと思いました。今回の私のように、旅館での食事と湯めぐりを中心に楽しむのなら、別に良いと思いますが。
私自身としては、山形牛やご飯をはじめ、おいしいものをたくさん堪能できましたし、お湯もバリエーションがあってのんびりできたので、十分に満足できる旅行だったと思います。
もっと体力があれば、時期を1ヶ月くらいずらしてさくらんぼ狩りツアーなんかも楽しめるかもしれませんね。これはこれで興味があります。
(公式:http://www.ginzanonsen.jp/