風林火山:呪いの笛

晴信の側室となることを決意した由布姫。三条夫人は改めて姫に会いに行き、自分が京都から持ってきた笛を与えます。本当は自分が笛を吹きたいが上手く行かないので…と。それは、晴信を慰める役を姫に譲っても良いという意味合いだったようです。
かくして由布姫は正式な形で側室として迎え入れられ、ますます諏訪の家臣の心を掴むことに成功します。
その夜、晴信は由布姫が笛を与えられたことを知り、吹くように命じます。すると姫は一晩中吹き続けたのです。これを勘助にも話して、自分が拒絶されているようだ…という話を冗談交じりに話す晴信。
その勘助は、信濃へ調査に行くことを考え始めます。未だ武田に従う気のない者もいるであろうことは、勘助だけでなく晴信もわかっていました。そこで勘助の意を汲み、晴信は信濃調査を命じます。
しかしその夜、勘助が出発した後に由布姫が晴信に懐刀で襲い掛かります。晴信は刀を叩き落し、自分と姫の境遇や宿命について語り、諭します。自分と姫が結ばれる宿命、国と国とが一つになるという大きな意味合いについて。
そんなことがあった翌日の夜、姫の笛の音色が違っていることに三条夫人だけが気づいていた…という、意味深な終了でした。
三条夫人が由布姫を認めたのが、一つの転機でしょうか。これまで晴信と勘助以外には疎まれていた感が強かっただけに、大きな動きだと思います。
また、今回は勘助の出番が少なかったような気が…。晴信の出番がかなり多かったかなと。
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