風林火山：非情の掟

晴信が外との繋がりを強化している間に四郎のお宮参りがあったのですが、晴信自身は参加せず勘助に任せるのでした。勘助は四郎を諏訪の当主にと強く思い、寅王丸を出家させることを晴信に提案します。
駿河に向かう勘助、義元には鬱陶しそうにあしらわれますが、寿桂尼の言葉により受け入れることに。勘助は甲斐に戻っても、三条夫人に今回のことを言われます。太郎が武田家の家督を次げるか不安に思った三条夫人は晴信に質問しますが、次期家督を決めるのは自分だと怒る晴信。
また晴信は、駿河にある国の法律に感銘を受け、甲斐でも同じように定めることを画策します。それは家臣二人に任せるのですが、やがて完成した法度に一つ進言がなされます。それは、その法を破る時、晴信も同じく罰されるというもの。
寅王丸の一件で様々に罵倒された勘助は、それでも貫きたい意志がありました。まだ赤子の四郎を見て情が移り、いずれは武田の正式な跡取りに…と、胸の内に野望を秘めたところで終了。
晴信は戦国大名として功を成す一方で、非常に慢心した性格になりました。この辺りが、段々と父親に似てきたという家臣たちの意見も良くわかりますね。
また勘助が、この後どうやって四郎に武田の家督を継がせるかが見物だと思います。寅王丸を廃し、太郎さえ退ける思いの強さはいかほどのものだったのでしょうか。
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