風林火山:逆襲!武田軍

上田原の合戦で村上に敗北し、その後も陣を解こうとしなかった晴信ですが、母からの手紙を受けてようやく甲斐へ帰ります。その母に叱咤され、晴信はようやく自分を見直す目を取り戻しました。
しかし、この敗戦で武田を侮る輩が増え、諏訪など信濃の武田領は脅かされる危険性が出てきました。信濃守護の小笠原長時の耳にも武田軍敗戦の知らせは届き、その場にいた高遠頼継に焚きつけられて武田と戦うことを決めました。
晴信は勘助に相談します。勘助の意見は珍しく、戦で勝つ必要がある、とのこと。それは武田の威信を示すために必要な工程だからです。
小笠原軍が陣を敷いて、武田軍も迎え撃つ準備を始めます。しかし軍は動きものろく、一向に小笠原と戦う気を見せません。これは勘助の策で、敵を油断させて奇襲をかける機を狙っていたのです。
かくして小笠原軍は策にはまり、武田軍の恐ろしさを唯一知っている高遠だけが息巻いている状況。夜のうちに陣を進めた武田軍は、だらけた小笠原軍へ切り込んでいき、勝利を収めました。小笠原は逃げ出し、高遠は捕らえられて切腹という結果に終わりました。
この勝利を見ても、多くの者は浮かれることなく先日の戦いで命を落とした板垣と甘利を惜しみました。
そして、自室でトンボを見て板垣を惜しみながら涙する晴信。幼い頃から育ててきた板垣だけに、戦いには勝利したけれども悔しさがこみ上げてくるといったところで終了です。
板垣が以前に、晴信に書かせた旗を掲げての出陣ということで、まだ板垣の精神は「生きていた」わけですね。諏訪を守らねばならないと強く思った板垣の思いは、皆に伝わりました。
そういえば、勘助が諏訪に報告しに行った時、2歳くらいになった四郎がトコトコ歩いてきて「かんしゅけ?」と言ったシーンは可愛すぎました。
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