風林火山：宿命の女

勘助が覚悟を持って於琴姫を訪れたところからですね。リツに見つかり、客人として扱われた勘助は姫と話をするうち、勘助は毒気を抜かれていました。その時に由布姫のことや、若が生まれても武田の跡取りとなる順位が低いことを諭します。
一方、武田家は今川家に嫁いだ晴信の姉が亡くなったのを期に、今川家とのよしみを再度つなぐ必要に迫られていました。勘助は、こちらから姫を差し出すのではなく、今川の姫を太郎の嫁にもらうことを晴信に提案します。
今川ではその真意を推し量りますが、武田の使者として出向いた駒井が機転を利かせて、勘助の策であることを隠します。
この話を聞いた小山田は自分の屋敷に勘助を招き、以前に側室とした美瑠姫の話をします。生まれた子供は恐らく自分の子ではないと知りつつも、わが子として育てたいという思い、美瑠姫への愛情を感じさせる話でした。
その後、於琴姫が姫を産むと言うめでたいこともあったのですが、それ以上の事件が武田家を襲います。
それは、小山田が美瑠姫に寝首をかかれたという情報でした。生まれた美瑠姫の子供は病気で亡くなったのですが、武田に家を滅ぼされた上に子供まで亡くした美瑠姫は生きる希望をなくし、武田家への恨みを晴らしたのでした。その後、姫は自らの命も絶ちます。
勘助は小山田から話を聞いていたことと、由布姫の境遇を考えて大きなショックを受けました。そして晴信には、このことを軽く扱わず、自らの肝に銘じて欲しいと強く訴えます。
そんな事件の後で、勘助が大井夫人に呼び出され、初めて面と向かって会話をすることになりました。一つ伝えたいことがある…というところで今回は終了です。
今回も戦ではなく女性がらみの話となりましたが、集約すると「女性の強さ」でしょうか。小山田も言っていましたが、子を思う親の気持ちは非常に強いものだと、痛烈に思う部分がありました。
（公式：http://www3.nhk.or.jp/taiga/）